四条烏丸に10月2日、語学学校を軸とした複合スペース「The World Lounge Co&Co KYOTO」(京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗町)がオープンする。運営は「北海道グローバルリンクス」(北海道札幌市)。
「共育・共創・共生で世界をひとつに」をコンセプトに掲げ、語学学校やシェアハウス事業を手掛ける同社。
2012年に札幌にオープンした日本語学校や英会話スクール、カフェや書店を併設する施設は現在、会員数1500人、1日のべ200人が利用している。京都の代表兼コミュニティーマネジャーを務める藤田大次郎さんなど、事業に共感した京都のメンバーを加え、国際都市の京都に出店を決めたという。
新施設には、札幌と同様の日本語・英語・アジアの言語スクール、留学や海外インターンの窓口、書店やカフェ、コワーキングスペース、会員制の自習室など8つの機能を備える。店舗面積は約500平方メートル。80席のラウンジスペースを取るなど交流を重視する。英会話スクール「ランゲージハウス京都」の料金は、少人数レッスンは1回=500円(50分)。入会費は2万1,600円で、週一回のグループレッスンに通うと、月費用は4,104円。
藤田さんは「英会話学校の多くがレッスン室を詰め込み、共有部を充実させてこなかったため、受講生同士の交流が生まれず、せっかく習った言語を使う場所を提供できていなかった」と指摘。同施設では、受講者同士や日本語を学ぶ留学生らと出会えるだけでなく、ユニークな経験を持つコミュニティーリーダーらが、対話が生まれるように積極的に働きかける。
藤田さんは「海外に出れば自分自身が『日本代表』。自国や自らのヒストリーを話すことがコミュニティーづくりの第一歩となる。日本にいながらそんな経験が積める『世界への扉』になるようにしたい」と意気込む。
営業時間は平日=10時~22時、土曜・日曜=10時~19時。