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京都の女子大生が京友禅デニムの弁当箱 伝統を身近に、ネットで資金調達も

商品のサンプルとチームの瀬野川さん、高木さん

商品のサンプルとチームの瀬野川さん、高木さん

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 京都デニム(京都市下京区小稲荷町、TEL 075-352-1053)が現在、京都の友禅染め技法を使うデニムの弁当箱開発プロジェクトに取り組んでいる。

全部で4つの柄を用意した

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 同プロジェクトの中心となったのは龍谷大学政策学部3回生の瀬野川眞由さん、高木麻央さんら5人の学生メンバー。

 5人はインターンとして同店で働く中で、誰もが身近な「食」の分野で、伝統を感じられる弁当箱のアイデアで盛り上がり、宮本和友店長と共にプロジェクトを立ち上げ。京都の弁当箱専門店「Bento&co」を取材したり、フェイスブックを通じて人気の柄を決定したりと、実現に向けてきた。

 5月12日からは、クラウドファンディングサイト「MAKUAKE」(マクアケ)でプロジェクト支援の呼び掛けを始めた。来週には学生が制作した動画を掲載する予定という。

 デニムを樹脂でコーティングしたふたを使う同商品。柄は「しだれ桜」「小桜」「京都の地図」「有職文様」の4種類。京小紋染めで、デニムの藍色を落とした「白」、柄に合わせた色で染めた「カラー」のほか、一つ一つ彩色を施す「京友禅」(「しだれ桜」のみ)を用意した。同じ柄のふろしき(45センチ四方)をセットにして、化粧箱に入れる。

 支援者へのリターン品は、ふろしきと弁当箱を化粧箱に入れたセットで、3,900円~1万1,900円の8コースを用意。いずれも販売価格よりも15~40%安く設定した。5月24日現在、支援金は33万円を超え、達成率は66%となっている。

 瀬野川さんは「弁当箱にお弁当におかずを詰めて撮影をしたがとても楽しめたし、自分の食生活を見直すきっかけになった」と話す。

 高木さんは「パッケージも含めて受け取った人に喜ばれるようアイデアを出し合った。一つ一つが風合いの違う一点ものなので母親など大切な人への贈り物や婚礼のお祝いなどに使ってもらえたら」と話す。

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