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「京都ふるどうぐ市」 元立誠小学校で最後の開催へ、過去最多48店が出店

昨年のイベントの様子

昨年のイベントの様子

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 元立誠小学校(京都市中京区)で4月22日・23日、「京都ふるどうぐ市」が開催される。主催は、東山区で古道具店「soil」を営む仲平誠さんらでつくる同実行委員会。

元立誠小学校での開催は最後となる

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 国内外の骨董(こっとう)やアンティーク、店主の独自の感性で集めた古道具の店が集まる同イベント。今年は古道具店が過去最大の48店、飲食のブースが12店出店する。年代物の骨董の隣に、ガラクタにも見える古道具が並ぶなど商品の幅の広さが特徴で、雑貨が中心で手に入りにくかった北欧・東欧の古道具も取り扱いがあるという。

 仲平さんは毎年、異ジャンルの鋭い感性を持つ店を入れており、今年はデザイン書や古本を扱うデザイナーが主宰するギャラリー「書肆(しょし)サイコロ」(東京都)が出店する。初回から一貫して公募はせず、若手ながら面白い物を扱う店主からベテランの実力店まで、全体のバランスに気を付けながら出店依頼をしているという。

 昨年は現代アートの村上隆さんと「古道具坂田」店主の坂田和實さんが会場で撮影した写真がインスタグラムにアップされるなど、古道具だけにとどまらず、他のジャンルの人にも認知されるまでに成長した。「始めた頃は『若いのが何をやっているんだ』と言われていたが、東京の骨董イベントにも負けないほどの人気が出てきたと自負している」と仲平さん。

 会場の元立誠小学校はホテルや図書館の複合施設として活用されることとなっており、3月31日に事業者が決定した。仲平さんは「会場を気に入っていた出店者も多かったので使えなくなるのは残念。気になっていた方は足を運んでほしい」と呼び掛ける。今後については「京都に根付いてやっていきたい思いがあるので別の会場での開催を目指したい」とも。

 開催時間は22日=11時~17時、23日=10時~16時(入場は終了30分前まで)。入場料は500円。

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