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京都の服飾専門学校が期間限定ショップ 初の試み、「ひなや京都五条」とコラボ

「魚釣り」チームのメンバー。ワークショップも担当する

「魚釣り」チームのメンバー。ワークショップも担当する

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 服飾専門学校「エスモードジャポン 京都校」(京都市下京区市場通り堺町東入立売中之町)が2月4日、和装メーカー「ひなや」が運営するセレクトショップ「HINAYA KYOTO五条店」(東山区)とのコラボショップを期間限定出店する。

パターンの元になった魚拓

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 フランス・パリに本校を持つ同校。京都校として初の試みとなる産学共同プロジェクトの一環となる。2年生の学生チームが企画から市場調査、商品デザイン・製作、販売までを担当する。学生たちは「FIT LIFE<survival>」「angler<魚釣り>」「My Loverz<otaku>」の3チームに分かれ製作した、シャツ、ジャケット、ボトムス、アクセサリーなど約40点を並べる。「ひなや」が提供するアンティーク着物生地と組み合わせた商品も展開する。

 「魚釣り」チームの吉田絢子さん、比嘉麻美さん、土山実菜子さん、木村奈央さんは、錦市場で鮮魚を購入して絵の具で魚拓を取った。製版した魚のパターンをシルクスクリーンの技法で印刷し、ポイントとして使った。生地には防水素材やメッシュ、釣り具のひもなども用いた。

 吉田さんは「チームでの製作は初めてのため、メンバー同士どこが良くてどこが良くないのかきちんと言い合えるように進めていった。コンセプトに合う素材やパーツを探しながら納期を守るのも大変だった」と振り返る。

 同校講師のクレモンティーヌ・サンドネールさんは「売ることを考えて品質や始末を考え、欲しいと思ってもらえる商品作りや、マーケットや顧客を考える良い機会になったのでは」と話す。

 初日はオープニングイベントとして、生徒や担当教員によるプレゼンのほか、同校卒業生でデザイナーの長見佳祐さん、長賢太郎さんのトークセッションを行う。

 2月11日は、「魚釣り」チームがシルクスクリーンワークショップ(参加費=500円)を開くほか、「織」と「染」工場の代表者が「小さな工場が伝えるものづくり」と題したトーク企画を行う。

 開催時間は10~19時。木曜定休。2月18日まで。

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