四条烏丸にある商業施設「ラクエ四条烏丸」に8月2日、レピスリー(フランス語で食料品店)「HANDOVER(ハンドオーバー)」がオープンした。運営はプレディクト(東京都港区)。
関西のミシュランガイドで2014年から3年連続星を獲得するフレンチ店「ラ・ビオグラフィ...」(京都市中京区)のオーナーシェフ、滝本将博さんがプロデュースした同店。店舗面積は約47平方メートル。世界的に活躍するデザイナー森田恭通さんが手掛けた木材を使ったシャンデリア風の照明が目を引く。
滝本さんがフランスで学んだ料理の技術や精神、美的感覚や哲学に、京都の文化を融合させることで、京文化を継承したいという思いを込め「HAND OVER」(「手渡す」の意)という店名を付けたという。
中心となる商品は、一口サイズの京野菜シュークリーム「京野菜のプティ シュー」(300円)。「鹿ヶ谷カボチャ」「京とまと」「万願寺唐辛子」といった定番の商品に「加茂なす」「桑の実」といった季節限定の4種類を加えた全8種類を展開する。いずれも京都で生産された素材を選び、ストレスを加えない加熱方法を採るなどシェフ独自のレシピで作る。
メニューは、ドライフルーツやナッツのタルトケーキ(780円~)、自家製ハム・ソーセージ店「リンデンバーム」(京都市左京区)とコラボした、パテ、テリーヌ、ソーセージ(900円~)などの総菜も用意する。
同店担当者は「野菜の状態やクリームの硬さについてなど一つ一つの味や食感について妥協無しに、最後まで調整している。パーティーの手みやげにも喜ばれるのでは」と話す。
営業時間は10時30分~20時。