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「デジハリ」が8年ぶり、京都に開校 「はてな」「ワンテン」技術者もエール

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 四条烏丸そばのムーンバットビル(京都市下京区室町通四条南入鶏鉾町)に4月16日、「デジタルハリウッド京都スタジオ」が開校し、同日、オープン記念イベントを行った。

クリエーティブな環境に整えられたとレーニングスペース

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 「デジタルハリウッドSTUDIO」は、デジタルハリウッド(東京都千代田区)が各地の地域企業と連携して展開するIT・デジタルコンテンツの人材養成スクール。ウェブデザインやネット動画など、クラス授業、マンツーマン指導、動画授業を組み合わせたカリキュラムを展開する。京都は2008年に大阪校との合併から8年ぶりの開校となる。

 約50坪のスペースに、トレーニングスペース(8席)と約30人収容のセミナースペースを設ける。専攻科のウェブデザイナーコースをはじめ、大学生やウェブ担当者向けコース、短期間でワードプレスやアプリを学びたい人向けのコースなどを展開する。

 4月16日は、「はてな」(京都市中京区)の執行役員でプログラマーの大西康裕さん、「1→10(ワントゥーテン)デザイン」CTOで「1→10(同)ロボティクス」(京都市下京区)社長の長井健一さんが同校で記念講演を行った。

 今年3月にマザーズに上場した「はてな」は、「はてなダイアリー」などのウェブサービスで知られ、インキュベーション施設「京都リサーチパーク(KRP)」発のベンチャーで、大西さんは設立メンバーの一人。

大西さんは「倒産の危機に立たされた時、仕事をもらいにKRPで営業して、京都や関西の会社にはとてもお世話になった」と振り返る。「プログラムも素人が独学で学んだようなものだが、周りの人や環境に育ててもらった。学びの環境は大事だと感じている。デジハリさんと一緒にやっていけることがあれば協力していきたい」と話した。

 デジハリ京都校出身という長井さんは現在、感情認識パーソナルロボット「ペッパー」と人とのコミュニケーションプログラム開発に携わり、「人とゲーム対決させる」「その人の年齢やその日の服装に合わせて洋服を薦める」などのプログラムを開発している。

「股間に装着する『ウエラブルモザイク』などふざけたこともやってきた。自分が作って楽しいという気持ちは大事にしてほしい。もっと覚悟を決めて勉強していたら今とは違うものが見えていたのではと思うこともある。全力で学んでほしい」と「未来の後輩」に向けてエールを送った。

 同校を運営する「西都」(久世群)社長の幡歩大嗣さんは「『ミライヲツクルコトノスタジオ』をキーワードにやっていく。皆さんの未来を作る場所、コミュニティーの生まれる場所を作っていきたい」と意気込む。

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