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京都・伏見の酒かす使ったお好み焼き お好み焼き一筋11年の店主が開発

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 JR二条駅近くのお好み焼き店「OKONOMIYAKI HOUSE グルグルどん」(京都市中京区西ノ京星池町、TEL 075-801-7887)は2月から、酒かすを使ったお好み焼き「酒粕玉」を提供している。

焼きあがった酒粕玉

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 2014年10月にオープンした同店。店長の増田正裕さんはお好み焼き一筋11年、お好み焼きの中にハンバーグを入れた「ハンバーグのお好み焼き」(950円)や、ピザソースとトマトをトッピングした「ピザお好み焼き」などのユニークなメニュー、大黒ホンシメジなど、京都の食材を使ったメニューを提供する。店舗面積は21坪。席数17席。

 ユニークなお好み焼きを目当てに旅行客も多く訪れるという同店。お好み焼きも京都にちなんだメニューをと考えていた増田さんが、関西人にはなじみがあるが、旅行客があまり知らなかった酒かすを、新メニューの食材に選び開発したのが「酒粕玉」(950円)だ。

 同メニューには、伏見の蔵元「キンシ正宗」大吟醸の酒かすを使う。一般的に販売される酒かすは、水分を絞った板状のものだが、同メニューには、水分を絞る前の柔らかい状態の酒かすを使う。酒かすをお湯で溶かして、昆布とカツオのダシが入った増田さん自慢の生地に混ぜ合わせる。酒かすを混ぜることで焦げやすく、残っているアルコール分を飛ばすため、鉄板の温度を少し低くして焼き上げる。「フワフワな焼きたてはもちろん、冷めてからでもおいしいのが自慢。冷めるとしっとりして酒かすの香りとうま味がより強くなる」と話す。

 「お客さんにはお好み焼きを食べて満足して、元気になって帰ってもらいたい」と増田さん。「一日の疲れをリセットして帰ってもらえるような、味も見た目もインパクトのあるメニューをこれからも開発していく」と意気込む。

 営業時間は、ランチ11時~14時30分、ディナー17時~23時。水曜定休。

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