
京都市内の浄土宗の寺院5カ所で11月1日、「念仏」がテーマのアートフェス「十夜祭(フェス)」が始まった。
三宝寺、誓願寺(以上、京都市中京区)、法宣寺、長圓寺、龍岸寺(以上、同下京区)の5寺院を会場に、浄土宗寺院で10~11月に行う「十夜法要」と、京都の大学生がコラボしたアートイベントの同フェス。
期間中、芸大生による作品展示やライブペインティング、イルミネーションなどの現代アート展示のほか、十夜法要に参加する体験型イベントなどを用意する。
企画のきっかけは、「仏教とアートのイベントを開催したい」と考えていた、実行委員会代表の京都造形芸術大学4回生の圓城史也さんが、フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」の前代表池口龍法さんへ、フェイスブックからメッセージを送ったことから。
仏教や寺院の持つ芸術的な魅力を多くの人に知ってもらいたいという圓城さんと、地域での寺院のあり方を考える池口さんが意気投合し今年7月、2人が出会ってから約3カ月で開催にこぎ着けた。
「寺院に関わる人が寺院の活用を考える」という池口さんの考えから、同委員会の大学生約30人が2~4人のグループに分かれ、各寺院のコンテンツを企画した。会場の寺院には、寺院に足を運ぶ人や外国人のために、焼香のやり方や仏教の作法を分かりやすく解説したピクトグラムを掲示するなど、寺院に親しめるような工夫を取り入れた。
圓城さんは「初日はSNSなどで反響はあったが、今後の開催イベントの呼び込みや説明は、学生メンバーとあらためて考えなければいけない。学生が主体となり一から作り上げたイベント。期間中も多くの人に足を運んでもらえるようブラッシュアップしていきたい」と意気込む。
チケットは500円。期間中はチケットを提示することで全てのイベントに参加できる。各イベントの詳細は十夜祭ホームページで確認できる。11月10日まで。