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京都シネマで最新映像アートフェス 観客が決める作品賞も

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 四条烏丸の「京都シネマ」(京都市下京区烏丸通四条下る水銀屋町、TEL 075-353-4723)で5月16日から、最新映像アート作品を集めた「イメージフォーラム・フェスティバル」が開催される。主催はイメージフォーラム(東京都渋谷区)。

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 国内の公募作品と、国内外の最新作品を5会場で上映する同イベントは今年で29回目。公募は、「国内から応募」「2014年1月以降に制作」の2点をクリアすれば、プロアマ、手法問わず応募ができ、今年は423作品が寄せられた。イベントでは「ジャパン・トゥモロウ大賞」ノミネート作品20作を上映する。東京と京都の各会場では、上映時の評価で「観客賞」が選ばれる。

 海外の映画祭などで話題になっている新作を集めた「ニューフィルム・インターナショナル」では、「アブストラクト映画」といわれる抽象的な作品を特集。1960年代に制作されたポール・シャリッツのドキュメンタリー、系譜にあたるヨースト・レクフェルトさんの最新作品を上映する。

 同企画担当の黒小恭介さんは「現在は、明るい場所でテレビを見たり、手のひらの上の端末で映像を持ち運べたりできるようになったがし、不便なはずの映画館は存在し続けている。その答えは、ポール・シャリッツの暗闇の中で『体験する』作品が顕著に示してくれる」と説明する。シャリッツの作品は、当時を知らない若い世代にも非常に反応が良いという。

 黒小さんは「京都は、美大も多く和洋問わず芸術に関心の多い土地柄。次はいつ見られるかわからない国内外の映像作品が集まるので、この機会を逃さないでほしい」と呼び掛ける。

 上映時間は日によって異なる。入場料は前売り=1,000円(1回)、当日券=1,200円(1回)、3,200円(4回)、8,000円(フリーパス)。 5月22日まで。

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