![和束町の「和茶園」で生産された紅茶](https://images.keizai.biz/karasuma_keizai/headline/1426675156_photo.jpg)
東急ハンズ京都店(京都市下京区四条烏丸東入長刀鉾町、TEL 075-254-3109)3階のカフェスタンド「コーヒーアワー」が京都の茶の産地として知られる和束(わづか)町の紅茶を販売して1カ月がたった。
同カフェの紅茶は、和束町で茶園を営む和茶園の商品。園主の植田修さんは、大阪・枚方市から就農。緑茶を熟成させて作る紅茶を生産する業者は和束町でも10軒ほどしかないという。店でコーヒーが飲めない人から紅茶も置いてほしいとの要望があり、取り扱いを始めた。店頭でギフト用として四季に合わせたパッケージが人気のティーバッグ「和こころ紅茶」(993円)を販売していたことや、味の評価が高かったことから同社の紅茶が選ばれたという。
同カフェでは、5グラムに200グラムの熱湯を加え、1分半後にプレスして紅茶を提供する。価格は1杯300円。店頭ではパッケージ(75グラム入り=594円)も用意する。「ミルクや砂糖を加えなくても甘みが感じられるのが特長。お茶感覚で飲めて、和菓子にも合わせやすい」と主任の楠原由佳子さん。
店内で試飲や、植田さんを招いての紅茶の飲み方実演会も行っている。「飲んでみておいしかった」とイベント後の購入多く、同パッケージは1カ月で約50個を売り上げたという。今後も試飲を継続していく予定で、「スタンドではいつでも提供しているので試していただき、気に入ったらパッケージを手に取ってもらえたら。母の日などギフトにも喜ばれるのでは」と楠原さん。
営業時間は11時~19時30分。