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京都大学「宇宙ユニット」がシンポジウム-高校生・企業の交流の場も

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 京都大学百周年時計台記念館(左京区)で1月10日・11日、シンポジウム「宇宙にひろがる人類文明の未来2015」が開催される。主催は京都大学宇宙総合学研究ユニット(以下「宇宙ユニット」)。

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 宇宙ユニットは、宇宙理工学に関する学部と他分野の学問との融合的な研究推進を目的として2008年に発足。宇宙に関する分野だけでなく、思想や文化、エネルギーや防災などさまざまな分野の教員や研究員らが所属。宗教と学問を考える「お寺で宇宙学」、「宇宙落語」、日本の伝統文化に携わる人とのコラボで実現した「宇宙茶会」、「宇宙書会」などのイベントも開いている。

 6回目となる今年は、初日高校生から研究者、宇宙関連企業、JAXAなどの数十点のポスター展示交流「宇宙研究の広場」を開催。東京学芸大学付属高等学校の生徒は、「東日本大震災の被害状況と大津波記念碑の教訓」「古事記はフィクションか」などのテーマを、衛星データを使って考察した。衛星画像を専門的な解析ソフト無しにiPhone上に表示できるアプリ「SatMViewer」をリリースした衛星データ利用促進プロジェクト「Satview」や、星空や宇宙の楽しみ方を紹介する「星のソムリエ」なども参加する。当日は直接疑問をぶつけることができるほか、交流の時間も用意。

 2日目は、京都大学前総長、生存圏研究所特任教授の松本紘さん、三菱重工 執行役員フェロー、防衛・宇宙ドメイン技師長の淺田正一郎さんら第一線で活躍する専門家による講演も予定する。

 開催時間は、10日=13時~17時20分、11日=10時30分~16時。参加無料。申し込みは、同ホームページの要項に従ってメールを送信する。当日参加も可能だが、事前申し込みを呼び掛ける。

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