フットサルスクエア京都南(伏見区)で12月21日、学生と人事担当者によるフットサルイベント「知るスポ」が開催された。主催はエンリッション(京都市中京区)。
大学のそばに、企業情報を知ることのできる「知るカフェ」を運営する同社。来年には京都・東京・名古屋合わせて10店での展開を予定する。「当店は、『就活の形を変える』をテーマとしているが、カフェとは違った形で学生と人事担当者が交流できる機会を設けたいという話が運営や企業側から出ていた」と同社スポーツ企画担当の眞保榮(まほえ)祐介さん。
テスト的に開催された今回のイベント。参加費は、学生無料で企業は1人につき5,000円に設定した。当日は、同志社大学と関西大学のフットサルサークルを中心とした学生31人と企業の人事担当者ら11人が参加。学生と社会人で構成されるチームが決まってからは、早速、自己紹介やあだ名を決めて、お互いのサッカー歴や性格を確認。ボールを回すなどアップをして体を温めた。コートでは「いけいけ」「ナイスプレー!」など声を掛けながらパスをつなぎ、ゴールを狙った。
「カフェを利用者の中には、企業の人と話をすることにハードルの高さを感じる学生もいる。一緒にスポーツをすることで、自然な形でコミュニケーションができて社会人に親しみを感じられるのでは。企業側にとっても、リーチできていなかった層の学生に自社を知ってもらう機会にしてもらえたのでは」と眞保榮さん。