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烏丸通の信号機の運用見直し相次ぐ-街路樹や信号無視の対策で

切り替え作業中の様子

切り替え作業中の様子

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 京都・烏丸通の信号機の運用が3月28日までに見直された。

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 四条烏丸南側の綾小路の交差点などでは左右両方の信号機の運用が始まった。これは、中央分離帯に街路樹が設けられたことで、信号が見えなくなることを想定したもの。現在は葉がないため、両方の信号を見ることができる。

 京都駅北側にある烏丸木津屋橋でも2月27日、歩車分離方式の運用が始まった。木津屋橋通は塩小路通の北側にある東向き一方通行の通り。道幅が狭く車両は少ないのに対し、京都タワーとヨドバシカメラの間にあることから歩行者が多いことが特徴。赤信号だが車両が通らないタイミングでの信号無視が多く見られたことも見直しにつながったようだ。

 今回導入されたのは、歩車分離方式の中でも、全ての方向の自動車などを停止させている間に全ての方向の歩行者らを同時に横断させる方式で、斜め方向の横断を認めない「歩行者専用現示方式」。導入により、烏丸通を利用する歩行者の横断可能な時間が延びるという。

 同日の14時に信号の電源を落とし、システムの切り替えが進められた。信号が止まっている間には、京都府警が手信号で交通整理も行われた。およそ10分で切り替えが終わり、新たな方式による運用が始まった。

 京都府警は、運用にあたり車両に対して見込み発信しないように注意を呼び掛けている。今後の信号無視などの状況を確認して歩行者が利用できる秒数の調整を行う予定だという

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