「ラクエ四条烏丸」(京都市中京区)前で3月25日、「利きダシチャレンジ」が行われた。主催は四条烏丸エリアを中心に、出勤前の時間帯にカメラやゴスペルなどの講座を運営する「京都朝げいこ」。
今年で3年目を迎える同講座。「京都朝げいこ」は、参加者が朝に仕事以外の楽しみを見つけ、充実した時間を得ることでQOLを上げることや、京都の朝を盛り上げることを目的としている。現在、4月から始まる講座の参加者を募集しており、イベントもそのPRの一環となる。
「利きダシチャレンジ」は、かつお、昆布、いりこの3種類のダシを当てるというもの。5月から始まる「はじめての京料理講座」の料理長らが講師を務める「祇園 花萬」(東山区)が店で使うダシが用意された。和食が京都の料理人の働きかけにより世界無形文化遺産に選ばれたことを受け、どの程度ダシが浸透しているのか等結果を同サイトで公表する。
通り掛かった通勤途中のサラリーマンや旅行者らは、ダシの香りや味を確かめていた。挑戦した女性の一人はいりこダシを当てて「いつもは昆布やかつおを使っているのでわかりやすかった」と話した。
出勤前に講座に参加していた女性は、「出勤前に活動することで、仕事にもメリハリがついた。講座を通じた知り合いは今でもつながっていて、思ってもみなかった別の趣味も始められた。これからの時期は暖かくなって、朝が苦手な人でも参加しやすいのでは」と話した。
同企画担当の稲葉洋平さんは「地元京都のことを知りたいというニーズがとても高い。今回も『京のたしなみ講座』が人気。京料理の講座もすぐ満席になるのでは。ぜひ『京都を極めて』いただきたい」と参加を呼び掛ける。