京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で12月21日から、夜間特別ルートを通るバックヤードツアーや、館内の照明演出も変更される「夜間延長営業」に合わせて「里山ゾーン」のイルミネーション「いきてる、ひかってる」が行われる。
京都の里山をイメージして作られた野外のエリアで、棚田や小川、植栽が配されている。エサを与えなくてもメダカが繁殖したり、カモが飛来して卵を産んだりと、自然に近い状態になっているという。
イルミネーションは冬の里山の生き物を、LEDのスポットライトや水中照明などの光を使って12のシーンを表現。例えば小川で水色に光るのは、流れの速い場所に生息するオイカワ。緩やかな流れに生息するメダカはピンクの光で表現した。木の幹を青く照らすのは、木の皮の裏に産み付けられたセミの卵があることを示している。
期間中はスタッフがライトアップの解説を行い、アメ湯が振る舞われる。「冬は生き物がいなくなっているように感じるが実は夏よりも数が増えている。生き物によって違う冬の越し方をしていることを皆さんにわかりやすくご案内できたら」と同館飼育スタッフの羽生純さん。
実施時間は17時30分~20時30分。夜間延長営業は今月25日まで。