室町蛸薬師にある手製ノートの専門店「lleno(リエノ)室町店」「lleno(リエノ)室町店」で(京都市中京区山伏山町、TEL 075-221-4660)の2階部分が2月14日、オープンした。
鞍馬口の印刷会社から始まった同店。大阪でノートの展示会を行い好評を得たことからノートや便せんの専門店としてスタート。昨年1月には2店舗目となる同店を開き、鞍馬口店は工房として使うようになった。
「屋根裏をイメージした2階は床も壁もスタッフ皆の手作り」と店長の阿部麻乃さん。2階では主に「アルファベットノート」「名入れ便せん」などのオーダー品を受け付ける。テーブルには、表紙にあしらうアルファベットのデザイン、スピン(布製のしおり)などの見本がズラリと並ぶ。「同じデザインや色でも紙質によって、見え方が違うので気に入った組み合わせを見つけてほしい」と阿部さん。居心地の良さからか長居する来店客も多いという。
今月16日・17日には、オープンを記念してノートに『ありがとう』の気持ちを全ページにつづって贈る『ありがとうのつづり方』を紹介した。「『恥ずかしい』『そんなに書けない』と思うかもしれないが、気持ちが伝わる贈り物として喜んでもらえるし、書いて大事な人との時間を振り返ることができるのでお勧め。お手伝いするので気軽に声を掛けてほしい」という。「今後、こうしたノートの使い方に関するイベントも開いていきたい」とも。
現在、特別な装丁で非売品のノートを展示するほか、オープンを記念して特殊紙の「量り売り」のコーナーも設ける。
営業時間は12時~19時。