![菱川師宣の肉筆浮世絵「若衆枕香之図」(株式会社虎屋蔵)](https://images.keizai.biz/karasuma_keizai/headline/1349180393_photo.jpg)
「虎屋」京都ギャラリー(京都市上京区一条通り烏丸西入)で10月27日から、「虎屋所蔵品 近世の絵画展」が開催される。
14代・黒田光景(1871-1957)が集めたコレクションから、近世の絵画全11点を展示する同企画。菱川師宣の肉筆浮世絵「若衆枕香之図(わかしゅうまくらこうのず)」など初公開の作品9点を含む。
同作は、少年が寝そべって香を聞く様子を描いている。縦約20センチ、横32センチ。掛け軸に仕立てられていた。同社広報担当者は「これまで蔵に納められていたことから、わからないことも多い作品。多くの方に見ていただけるように準備を進めたい」と話す。
このほか、伊藤若冲の「伏見人形之図」、中村芳中「菊扇面屏風」、鈴木其一の「神宮皇后図」などの展示を予定する。
開館時間は11時~17時。入場無料。12月2日まで(期間内無休)。