京都市内で現在、公共施設やショッピングモールに「『ふん』ばりどきこそ、ライフスタイルを見直せ!」などと書かれたトイレットペーパーが設置されている。作成したのは、京都市から委嘱を受けた若手による審議会「未来の担い手・若者会議U35」。
同審議会はトイレットペーパーを通じて「真のワーク・ライフ・バランス」を呼び掛ける。この言葉は、「京都市基本計画」に盛り込まれた概念で、仕事と家庭のバランスに加え、地域や社会とつながり、生きがいを持って活動できることを重視している。
同審議会は当初、ポスターでの周知を考えていたが、「インパクトのある発信はポスターだけではない」とトイレットペーパーを採用することに。これにより「『うん』と頑張って働くあなたにこそ必要な家族」、「仕事一辺倒の生き方、『水に流して』しまえば」などのキャッチフレーズが生まれた。
地下鉄ターミナル駅(7駅)のほか、市内の商業施設などに合計4500ロールを設置。無くなり次第終了。