京都に本社を構えるジュエリー店「京宝」(京都市北区紫野宮西町)が5月1日から、ダイヤとプラチナでできた東京スカイツリーのオブジェの注文を受ける。
高さは2000分の1となる31.7センチメートルで、本体はプラチナ製。東京スカイツリーの高さにちなみ、634個のダイヤモンドを天望デッキと天望回廊部分に埋め込んだ。内部のLEDライトが点灯し、6パターンのイルミネーションが楽しめる。この「スタンダードモデル」の価格は1,050万円。
香港からオーダーを受けている特注品は現在「建設中」。スタンダードモデルを基礎にブルーダイヤやピンクダイヤなどを総カラット数が100カラットを超えるダイヤをあしらったもので、価格は3億2000万円前後。完成は東京スカイツリーの開業と同じ5月22日を予定する。
東北の復興のシンボルにしようという同社の職人の思いから、企画、製作までに約1年を費やした同オブジェ。「収益の一部は職人さんの希望で福島県に寄付することになった。復興の役に立ててもらえたら」と同広報担当者。