終了時期を定めない長期公演を目指すパフォーマンス公演「ギア」(主催=NPO法人「ライブエンターテイメント推進協議会」)が、4月1日からアートコンプレックス1928(中京区三条通御幸町、TEL 075-254-6520)で始まった。
バトントワリング、ブレイクダンス、マイム、マジックのパフォーマーが言葉を全く使わず身体を使った技と表現で展開するノンバーバル・パフォーマンスとなる今回の公演。「言葉や年齢の壁を越えて全ての人に楽しんでもらえるものを目指す」という。5回のプレビュー公演から得られた観客の反応を基にシナリオは練り上げられ、加えて観客を飽きさせないよう、「プロジェクションマッピング」による斬新な映像や最新テクノロジーが用いられた衣装、場内に巻き起こる強風などさまざまな演出方法を工夫した。
「ロングラン公演を行うことで、パフォーマーの活躍する場を作り、観劇人口の増加と非日常感を楽しむ機会、ひいては都市の夜を楽しむ観光コンテンツとしての定着を目指し、インバウンド観光の観光客誘致にもつなげたい」と企画制作の小原啓渡プロデューサー。観光客への配慮から、夜の公演は20時からとし、気軽に見られるようにと上演時間を60分に収めた。また、ロングラン公演を行うために、一つの役柄に複数のキャストを充てることで、けがなどの不測の事態にも備える。そのため、出演者の発表は事前には行わない。
現在6月末まで3カ月分のチケットを販売しており、それ以降については順次発表する。料金は、一般=4,500円、19歳~22歳と60歳以上=3,500円、4歳~18歳=2,500円、3歳以下無料。ファミリーチケットなども販売。公演スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。