華道家元池坊(六角通烏丸東入)で1月5日、池坊の「初生け式」が行われた。
花を生けることで初春を祝う同行事。晴れ着の女性らが与えられた松や竹、梅、柳、千両、葉ボタンやチューリップなど新春らしい花材と向き合った。池坊次期家元の池坊由紀さんは一人ひとりに指導も行った。
島根県から参加した進藤留美さんは、松とろうばい、ランの花を鉢に生けた。「生けるときは座っているが、見られるときは立っていることを考えて、大きめに生けるように気をつけた。次期家元には『きれいに生けられていますね』とほめてもらってとてもうれしい。これからもっと上達していけたら」と顔をほころばせていた。