11月6日に閉幕した国民文化祭のPR隊長を務めた「まゆまろ」の今後について、京都府国民文化祭推進局に聞いた。
「まゆまろ」はデザインと名前を公募で選ばれた国民文化祭のPRキャラクター。繭(まゆ)をモチーフにした体に大きな目、和装のいでたちが特徴で、昨年から京都府各地のイベントに登場した。「ゆるキャラグランプリ」にエントリーしたものの、国民文化祭終了後のタイミングも影響したのか58位に終わった。
同室によると、現在まゆまろは存続する方向で決定しているという。ただ、どういった形で利用していくかは決まっておらず「現在検討中」。これまでだと、京都国体に合わせ1984(昭和59)年に登場したキャラクター「未来くん」が、その後、広報誌や府民運動に登場している例がある。
そうした中、TBSのバラエティー番組「リンカーン」の12月6日放送回に「まゆまろ」が登場。登場したのは芸人が着ぐるみの中に入ってさまざまな競技を行う企画「着ぐるみ上手No.1決定戦」。これは、先方から貸し出しの依頼があり了解したもの。放送後、まゆまろは「皆さま、リンカーン見てくださいまして、ありがとうございましたです。まゆまろは京都国文祭のPR隊長でしたです。今後、京都で見かけたら、ぜひかわいがってくださいまし~」とツイッターでコメントしている。
同室の笠松久美子さんは「個人的には『まゆまろ』は小さいお子さんや女性の方からかわいがっていただいたので、今後、せんとくんやひこにゃんのようなキャラクターになってもらえたら」と期待を寄せる。
まゆまろは、12月13日放送の「リンカーン」の同企画にも登場する予定。