今年の漢字は「絆」-清水寺で揮毫、2位以下も震災関連文字続く

今年の漢字は「絆」

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 日本漢字能力検定協会(京都市下京区烏丸通松原下ル)は12月12日、恒例の「今年の漢字」を清水寺本堂で同寺の森清範貫主が揮毫(きごう)により発表した。

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 今年で17回目となる同イベント。全国に設置した応募箱やインターネットを通じ「今年の世相を表す漢字」を募集した。応募総数は過去最高となる49万6997件だった。

 2011年の「今年の漢字」には「絆」が選ばれた。背景には「東日本大震災や台風による大雨被害、海外ではニュージーランド地震、タイ洪水などが発生。大規模な災害の経験から家族や仲間など身近でかけがえのない人との絆をあらためて知る」「なでしこジャパンのチームワークの絆には日本中が感動し勇気づけられた」が挙げられた。福島県の28歳女性は「家族みんなで未来を信じ『絆』を感じながら歩きだしています」とメッセージを寄せている。2位以下の漢字にも、「災」「震」など震災関連の文字が続いた。

 揮毫された漢字は今年1年の出来事を清め、来年の幸せを願い奉納される。12月13日から31日正午まで同寺本堂で一般公開する。

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