洋菓子店「Marque-page(マルク・パージュ)」(京都市中京区釜座通り竹屋町下る亀屋町、TEL 075-252-5678)が10月14日、オープンした。
宇都宮から店名も新たに移転オープンした同店。築約100年の呉服の仕立屋をそのまま使っている。のれんが下がる引き戸を入ると、落ち着いた色合いのショーケース。隣には喫茶スペースを併設する。靴を脱いで利用する同スペースからは、波打ったガラス越しに坪庭を眺めることができる。店内は「お客さんに自由にくつろいでもらうことを考え、重すぎず軽くならない」ことを意識したという。店舗面積は約30平方メートルで、喫茶スペースの席数は11席。
メニューは、シュークリーム(160円)や「フロマージュ・クリュ」(380円)のほか、季節の果物を使うモンブラン(500円・イートインのみ)、洋ナシのタルト(250円)、イチジクのタルト(360円)など。「素材の良いところを引き出すことを大事にしている」と店主の秋山さん。中でも気を配るのは香り。「一番おいしい瞬間に食べてほしい」という思いから、注文を受けてからクリームを絞るモンブランは「口に入れた時にクリームがほろほろとほぐれ、ふっと鼻からクリの香りを感じられる」よう作っているという。
「京都は住みたいと思っていた」という秋山さん。「写真が好きなので、もう少し落ち着いたら京都の景色をモノクロで撮って飾りたい」と話しながらも、新たな喫茶用メニューのイメージを次々と膨らませていた。
営業時間は10時~19時。火曜定休。