烏丸通りにあるカフェ＆レストラン「フローイングカラスマ」（京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町、TEL 075-257-1451）で11月11日、ゲンスブールの魅力を追求するイベント「セルジュ・フォー・エヴァー－ゲンスブールと男たち－」が行われる。

　11月19日から京都シネマ（下京区）で公開が始まる「ゲンスブールと女たち」の公開に合わせて行われる同イベント。ゲンスブール入門編として同館の尾関成貴さんが企画した。

　ゲンスブールは作詞家、シンガーで、映画監督、俳優としてもその才能を発揮。過激な言動や作品で物議を醸しながらもヒット作を発表し、フランスのポップス界で中心的な役割を果たした。ステージでも酒とたばこを手放さず、眠たげな目に無精ひげの「さえない」風貌にもかかわらずブリジッドバルドーやカトリーヌ・ドヌーブ、ジェーン・バーキンら名だたる美女と浮名を流すなど、「だて男」の名をほしいままにした。「映画では、かっこいいだけではないゲンスブールの姿も描かれている」と尾関さん。

　イベントでは、歌手の曽我部恵一さん、渡辺俊美さんによるライブ、イラストレーター・デザイナーの小田島等さん、俳優の渋川清彦さんによるトーク、写真展を予定している。「ゲンスブールは自分の才能を信じ、わが道を進んだことが男くさくかっこいい。出演する人はそんな格好よさを持った人ばかり。曽我部さんも渡辺さんもゲンスブール好き。ぜひゲンスブールの音楽や映画などに興味を持ってもらえるようなイベントになれば」

　開催時間は19時30分～22時30分。料金は、前売り＝4,000円、当日＝4,500円（別途1ドリンク500円が必要）。