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京都にホテル&アパートメント「アンテルーム」-恵文社セレクトのライブラリーも

「アンテルーム」のラウンジ。奥にはDJブースも

「アンテルーム」のラウンジ。奥にはDJブースも

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 ホテルとアパートを組み合わせた「ANTEROOM(アンテルーム)」(京都市南区東九条明田町、075-681-5656)が4月28日、オープンした。運営は、コクヨグループのコクヨファニチャー(大阪市東成区)子会社の都市デザインシステム(東京都渋谷区)。

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 「Anteroom」は「次の間(控えの間)」を意味する言葉。ホテルは「友人の家に遊びにきた心地よさと京都の街に出る支度する場」、アパートは「次の出会いへとつながる暮らしの場」を目指しているという。

 築23年の学生寮をリノベーションした同施設。ホテルとアパートメントを組み合わせた構成だ。地上6階建てで、客室は全61室。ホテル内の施設はレストランのほか、恵文社一乗寺店(左京区)がセレクトしたライブラリーのあるラウンジやギャラリースペースも設けた。これらはホテルとアパートメントの共有部分。同施設マネジャーの黒川桃子さんは「ホテルを利用する人、アパートで暮らす人、レストランを利用する近所の方など双方が刺激し合って発信する場になれば」と話す。

 エントランスからギャラリースペース、ラウンジの見通しを良くし、つながりを持たせた。一面を窓にして自然光を取り込む。中庭の前のソファから眺める景色は黒川さんの「お気に入りの一つ」だという。「前の建物のどこか懐かしさを感じる雰囲気も残っている。以前の建物を建設中、コンクリートが乾く前についたとおぼしき猫の足跡もほほえましい」

 既にアパートメントの一室は、名和晃平さん率いるサンドイッチ工場跡をリノベーションして京都に「クリエイティブ・プラットフォーム」を設立するプロジェクトの拠点の一つになることが決まっている。「これから変化していける余白を残しているのも魅力だと思う。多くの人の交流から、京都のアートや音楽、デザインなどの新しい文化が生まれていく場所として育っていってほしい」と、黒川さんは期待を込める。

 ホテルの料金は、シングル=6,500円~、ツイン=1万3,000円~。

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