京都芸術センター(京都市中京区室町通り蛸薬師下る山伏山町、TEL 075-213-1000)で3月17日、ダンサー平山素子さんのワークショップの成果を披露する公演が行われる
昨年8月に行われた同ワークショップにはダンス経験のある10~30代が参加し、平山さんと動き作りを行った。「日本のダンスは、与えられた振り付けをどれだけ正確に再現できるか、という指導が多いので戸惑う参加者も多かった」と同センターの福島尚子さん。
今回の舞台は、出演者16人がそれぞれ考えた「音の出る動詞」を表現する動きを基礎として作る。これは、ワークショップで平山さんが課題として出したもの。この動きに対し、平山さんが舞台のためにより面白い動きにするためガイドする。
「平山さんの指導は納得させられることばかり」と話すのは「塗る」という主題に取り組む小松詩乃さん。初めて平山さんの前で振りを踊った時「ハンドクリームとか塗るときって、そんなにさらっとは塗らないよね。もっとしみこむようにウエットな感じじゃない?」と言われ、塗りこむような振りに直していったという。
音楽を担当するのはウィリアム・カンザロさん。舞台の動きに合わせ即興で演奏を行う。ピアノのほかにも身近なものを使った音で動き表情をつける。公演の後には、平山さんとウィリアムさんのトークも予定。舞台の作り方などをテーマに話し合う。
開場は19時、開演は19時30分。料金は1,000円。