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京都の水道水入りボトル缶「疏水物語」8万本突破-自販機・注文サービスも後押し

京都駅にある「疎水物語」専用の自販機

京都駅にある「疎水物語」専用の自販機

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 京都市の水道水をボトル缶に詰めた「京の水道 疏水物語」の販売本数が8万本を突破した。

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 「疏水物語」は京都市上下水道局が販売する災害用備蓄飲料水。京都の水道水をろ過・加熱処理し、アルミのボトル缶に詰めている。そのため常温・未開封で製造から5年間の保存が可能。2003年に行われた「世界水フォーラム」の際に水道水のPR用に340ミリリットル入りの缶を制作したのが始まり。

 2005年から一般用に1本490ミリリットル入り24本を1ケースとして販売を始めた。これは、災害時に1人1日最低3リットルの飲料水が必要とされていることから、4人家族で1日しのげる量となる。

 昨年5月には専用の自動販売機を上下水道局本庁舎1階に設置。8月には「目に留まりやすいところ」ということで、地下鉄京都駅構内にも設置を行った。現在「琵琶湖疏水記念館」(左京区)と合わせ3台で販売を行っている。昨年9月からは電話やファクスでの注文受け付けも始め、売り上げを伸ばした。発売開始から11月末までで約8万3,500本を販売した。

 販売のほか上下水道のイベントなどで配布も行っている。同局総務課情報・危機管理係長の村田一樹さんは「京都市の水道水は高品質で安心・安全かつ値段も安い。今後も水道水のPRとして活用していきたい」と話す。

 市内9営業所と、上下水道局本庁舎1階でも販売を行っている。1ケース2,400円(配達は市内に限られる)。自販機では1本100円で販売。

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