風呂敷やふくさを扱う宮井(京都市中京区室町通六角下ル)と老舗和菓子「とらや」がコラボレーションし、「はんかち風呂敷」で包んだようかんを限定販売している。
ようかんは「黒豆黄粉」と「白味噌」の2種類。いずれも京都でとれた原材料を使う。「黒豆黄粉」は丹波の黒大豆と大鶴大豆をいってできたきな粉を使用。「白味噌」は西京白みそを使用する。白みその「まろやかさのある風味が特徴」と話すのはとらやの守屋江さん。「京都のお土産として人気があり、色違いで買われる方もいらっしゃる」とも。
ようかんを包む「はんかち風呂敷」の柄は唐草にコイをあしらったもの。コイは宮井が祇園祭で「鯉山」を出す町内にあることから選ばれた。色はピンク、緑、青の三色を用意。水分をよく吸収し乾きも早い手ぬぐいの生地のため、ハンカチとして使用できる。
風呂敷は工夫次第で何でも包めるのが特徴。「例えばビール瓶を大きめの風呂敷で包み花器として利用する事もできる」と同社企画開発室の小山祥明さん。「「包む」商品だけに、これからもいろいろな商品とコラボしていければ」と小山さん。
「はんかち風呂敷 京都包み」の価格は840円。同社直営の風呂敷専門店「京都唐草屋」と「とらや」四条店、一条店、虎屋菓寮 京都一条店のみで販売。9月30日まで。