京都市内でトランジットモール実験-四条河原町~四条烏丸間

10月12日~14日の3日間、四条河原町から四条烏丸間でトランジットモール実験を行う。

10月12日~14日の3日間、四条河原町から四条烏丸間でトランジットモール実験を行う。

  • 0

  •  

 京都市と市民、商業関係者、京都府警などで構成する「歩いて楽しいまちなか戦略推進協議会」(京都市中京区)は10月12日~14日の3日間、四条河原町から四条烏丸間でトランジットモール実験を行う。

[広告]

 トランジットモールとは、一般車両を規制した歩行者専用道路のことで、バスや路面電車などの公共交通機関は許容しているのが特徴。欧米を中心に広く実施されている。「歩いて楽しいまちなか戦略」は、昨年8月の同協議会の立ち上がりとともに進めており、四条通・河原町通・御池通・烏丸通に囲まれた「歴史的都心地区」で、自動車主導となっている道路を、歩行者と公共交通優先のまちづくりにすることを目的に行われている政策で、今回のトランジットモール実験は同政策の一環として行われ、「戦略を実際に体感、実感してもらい、成果や問題点を検証する」ことが狙い。

 実験は、12日=17時~20時、13日・14日=正午~20時に行われ、実施中は路線バスやタクシー以外の自転車を含める一般車両の通行を規制する。四条大橋西詰から四条烏丸間の車道4車線のうち外側2車線を新たな歩行者空間として拡幅するほか、バス停を四条高倉と四条河原町にそれぞれ集約、「100円循環バス」の増発を行い「より便利なバスサービスの実現」を図る。また、寺町通から東洞院通までの8本の道路の一部はすべて車両が通行禁止となり、歩行者専用道路となる。

 京都市は3年後を目途にトランジットモール導入化を目指しており、「安心・安全で快適に暮らせ、公共交通を利用し、ゆったりと歩いて買い物や散策を楽しむことのできる空間を目指して取り組む」と話している。

歩いて楽しいまちなか戦略

  • はてなブックマークに追加

烏丸経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース