知恩院の和順会館(京都市東山区林下町)で、現在開催中の映画、ゲーム、漫画、アニメなどコンテンツの祭典「KYOTO CMEX(シーメックス)」のレセプションに11月1日、声優の平野綾さんが登場した。
「KYOTO CMEX」は10月から始まった京都のコンテンツの発信と人材育成、人材交流を目的としたイベント。京都撮影所で時代劇を製作するワークショップや、漫画やアニメのクリエーターやプロデューサーが講師となる「育成塾」、二条城で行われている「マンガアートフェスティバル」などの関連企画も行われている。
同実行委員会委員長の齊藤茂さんは「日本が活気を取り戻すにはコンテンツ産業は重要。このイベントをぜひ成功させたい」とあいさつ。来賓として参加した「コ・フェスタ」実行委員会の松谷考征さんも「手塚先生が漫画は漫画から学ぶのではなく、映画や舞台などほかのものから勉強しなさい、と言っていたように、今回のような『クロスメディア』の中から新しいメディアや文化が生まれてくれば」と期待を寄せていた。
平野さんの代表作「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」「らき☆すた」が角川書店と京都アニメーション(宇治市)が中心となって制作を進めたことから、平野さんの出演が実現したという。門川市長があいさつの開口一番、平野さんに「おきれいですね」と声を掛ける一幕も。平野さんは、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」のオープニング曲「冒険でしょでしょ?」を熱唱し会場を盛り上げた。
「KYOTO CMEX」は11月27日まで。