アートコンプレックス1928(中京区三条御幸町)や京都大学西部講堂(左京区吉田)などで3月9日~22日、「国際芸術カーニバル(PAC)2007」が開催される。主催は「国際舞台芸術交流センター(PARC)」(東京都渋谷区)。京都のほか東京・横浜でも開催される。
2004年から毎年開催されている「国際芸術カーニバル」は、今年で4回目。「ジャンルを決めない小さな『国際芸術祭』」(同センター)として、演劇・ダンス・音楽を含んだ舞台パフォーマンスが繰り広げられる。
今年は、英国から、俳優・ダンサーで構成されたカンパニー「DUCKIE(ダッキー)」、ロシア・サンクトペテルブルクで結成されたフィジカルシアター「DEREVO(デレヴォ)」、中東の伝統弦楽器の演奏と歌を合わせた「ファジー・アルエディ・トリオ」、インドネシアから舞踏家のブサール・ウィドドさんなどを招聘(しょうへい)し、日本からは「21世紀インベンションの会」「金沢舞踏館」、舞踏家の雪雄子さん、津軽三味線の新田昌弘さんなどが参加する。「これまでは、20代後半から30代の演劇好きの人が多かったが、今年は学生や年齢層の高い人も楽しめるラインアップをそろえた」という(同センター)。
期間中、京都では3月9日・10日に「ダッキー」の「C'est Duckie de PAC!(うちら、クラブ★ダッキー!)」がアートコンプレックス1928で公演されるほか、3月20日・21日には「デレヴォ」の「イメージの連鎖」が京都大学西部講堂で公演される。また、同カーニバル出演者や舞子さんによるパフォーマンスライブ「河原deパフォーマンス」が鴨川河川敷で3月21日に予定されている(雨天中止)。このほか、舞踏公演や映像上映会、ワークショップなど10プログラムを開催。
全公演入場可能・特典付きの「エンジェルパス」(一般前売り=10,000円ほか。1ドリンク付き)も販売中。