京都のフリーペーパー「SCRAP」は12月1日、「第1回SCRAPアナログゲーム大賞!!」の募集を始めた。
同誌を手がけるSCRAP(京都市中京区押小路通西洞院東入ル)はこれまで、HEP HALL(大阪市)でのリアル脱出ゲーム「HEP HALLからの脱出」や京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル)での参加型リアルRPG「ひきこもり勇者と4つの扉」などのアナログゲームを作り、イベントを開催してきた。
同賞ではテレビなどのデジタル技術に頼らないアナログゲームの企画を募集する。グランプリを受賞した企画には賞金10万円を贈り、同社が企画の実現に向けてサポートする。
同誌編集長の加藤隆生さんは「SCRAPにはアナログゲームのアイデアを実現させるノウハウがある」と話す。京都出身のロックバンド「くるり」との共同プロジェクト「京都1000人の宝探し」では、宝探しのために街中で1,000人を同時に動かす仕組みを実現させた。
加藤さんは「イベントを続ける中でアナログゲームを作りたい人はいっぱいいると感じていた。高い技術ではなく、ちょっとしたアイデアで世界の見え方が一変するようなものが集まれば」と期待する。
応募は同社のホームページで受け付けている。募集は来年3月1日まで。