京都芸術センター(京都市中京区室町蛸薬師下ル、TEL 075-213-1004)は開設10周年の記念事業として、ロゴタイプを一般公募した。
同センターは2000年4月の開設以来、展覧会や演奏会、演劇、ダンス公演、伝統芸能、現代芸術とさまざまなジャンルの芸術を紹介し、国内外の芸術家が互いに刺激し合う場の創造を試みてきた。さらに、若手アーティストへの制作室の提供や、創作活動の支援も行っている。
来年4月に10周年を迎えるにあたり、「今後ますます新しい芸術の発信地としてのイメージが明確になるように」(同センター)とロゴタイプの公募に踏み切った。
今回の公募では、既存のシンボルマークに同センターの日本語表記と英語表記をすべて組み合わせたロゴタイプを募集。約2カ月間の募集期間に延べ約700件の応募があった。応募者の年代はさまざまで、京都府内の高校生団体による応募もあったという。
同センターのアートコーディネーター・安河内宏法さんは「応募していただいたロゴタイプを見て思うのは、皆さんが京都芸術センターにさまざまなイメージを持っているということ。伝統的なデザインもあれば、現代的なデザインもあった」と振り返る。
同センター関係者のほか、染色家の森口邦彦さん、銅版画家の山本容子さんらが審査にあたり、10月上旬に審査結果を発表する。