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京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で7月11日、特別展「妖怪天国ニッポン-絵巻からマンガまで-」が始まる。
同展は、同館の研究員と兵庫県立歴史博物館の学芸員が共同で企画し、妖怪漫画と江戸時代を中心とする妖怪画を分担して手配した。展示の目玉は、現代の妖怪漫画の源流とされる歴史的な妖怪画資料約140点と、読書コーナーに設置する水木しげるさんや楳図かずおさんなどの500点以上の妖怪漫画。同館研究員の伊藤遊さんは「江戸時代以降、妖怪はこっけいでかわいいキャラクターとして楽しまれてきた。その発想は現代漫画やキャラクター文化にまでつながる」と話す。
期間中、「実話怪談」の収集家木原浩勝さんによる怪談ライブ、メークアップアーティスト北戸幸代さんによる妖怪をテーマにした特殊メークの実演、妖怪のコスプレイベント、工作ワークショップ「首ふり妖怪をつくろう!」なども行う。
「看板や商品パッケージなどで見かける擬人化された動物や無生物は正に現代の『妖怪』の一種。生活の中の妖怪をもっと楽しんでもらえたら」と伊藤さん。
開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。入場料は、大人=1,000円、中・高校生=500円、小学生=200円。8月31日まで。