1948(昭和23)年創業のパン店「志津屋」(京都市右京区)は、2月1日に京都市営地下鉄烏丸線の烏丸御池駅で、同16日に四条駅で、それぞれ営業を開始した。
志津屋は、京都・河原町に創業した京都の老舗。現在では直営店19店舗を展開している。
出店について、京都市交通局高速鉄道部営業課の塩見さんは「お客様の利便性や駅の魅力を高めようとする駅ナカビジネスの一環としての取り組み」と話す。駅構内にブースを設け、物販を実現した。
両店では、「もちもちドーナツ」(110円)、「カルネ」(160円)、「チーズカルネ」(190円)、「ビーフかつサンド」(450円)など常時約90種類を販売。オープン以来の売り上げは「大変好調」(同)で、「予想を超える忙しさ」(同店)だという。女性利用客が大半だが、通勤途中のサラリーマンの姿も。朝にはランチ用に購入する客、夜には持ち帰りのために購入する客が多いという。
塩見さんは「お客様が多く、地下という条件があるなど駅構内に出店をすることに不安を感じていたが、志津屋様にご協力をいただき実現できた。今後どのような出店をしたらよいか、積極的に計画していきたい」と話す。
営業時間は7時30分~21時。