アートユニット「パラモデル」が展覧会-プラレールを使った作品も

パラモデルの展覧会が「mori yu gallery」にて27日より開催される。写真=「昨日の月の話」(個人蔵。©mori yu gallery)

パラモデルの展覧会が「mori yu gallery」にて27日より開催される。写真=「昨日の月の話」(個人蔵。©mori yu gallery)

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 「mori yu gallery」(中京区室町通御池上ル、TEL 075-212-4465)で1月27日より、アートユニット「パラモデル」の展覧会「paramodelic plant construction(パラモデリックプラントコンストラクション):ぼくらのプラント建設」が開催される。

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 パラモデルは、メディアアートを専門とする林泰彦さんと日本画が専門の中野祐介さんのアートユニット。2人は東大阪市出身で、京都市立芸術大学の同級生。林さんが映像を投影した「パラパラマンガ」を制作した際に、中野さんも参加したことがきっかけで2003年に結成した。

 会場では、写真、ペインティング、プラレールを用いたインスタレーション、オブジェなど約15点を展示し、新・旧作の集大成的な内容になっている。中には夫婦が自力で鉄筋コンクリートを造り上げたことで知られる、高知県の沢田マンションをテーマにした作品も含まれる。

 パラモデルの創作テーマは「極楽」で、ミニカーなどのおもちゃ、ドローイング、映像を用いた作品などジャンルは問わないのが特徴。2人の考える「極楽」は、天国や桃源郷から、例えば温泉に入った時など日常生活にもあるという。「パラモデル」の名前の由来は、結成のきっかけとなった「パラパラマンガ」や「パラダイス」「パラレル」「パラブル(たとえ話・比喩)」などの「パラ」と「モデル」の和製英語で、さまざまなニュアンスを複合した。

 今回の展覧会について、中野さんは「『けったい』だが面白い。日常的な物を扱いつつも面白いものが出来上がっていることを観てもらえれば」と話している。また、公開中の大阪府立現代美術センター(大阪市中央区大手前)「吉原治良賞記念アートプロジェクト」には入選を果たし、4月には「アートフェア東京2007」への参加も予定している。

開催時間は12時~19時。入場無料。祝日定休。2月24日まで。

mori yu gallery

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