「オールナイトごみひろい」「今日だけはぼくの公園プロジェクト」などユニークな活動を展開するNPO「スマイルスタイル」(大阪府大阪市西区)は9月12日、京都チームの立ち上げにともない、四条河原町周辺で「京都playerごみひろい in 河原町」を開催した。
大阪を中心に活動を行ってきた同団体が、「活動を全国に広げたい」(同事務局・山村勝平さん)という目標の下、9月から新たに「京都チーム」「堺チーム」を立ち上げた。
同日20時、集合場所の四条河原町交差点には10~20代を中心とする男女約40人が集まった。ウェブで告知を行ったため、近畿圏以外に東京都・千葉県・愛知県などからの参加者もいた。
四条河原町をスタートし、約1時間をかけて木屋町通りや河原町通りのごみ拾いを行った。用意した3種類のカラフルなごみ袋は、ごみを分別するためデザイン分けをしている。この日初めて同団体のイベントに参加したという女性は「思っていたよりもごみが落ちていない」と話す。京都チームリーダーの仲野克哉さんは「京都は景観を大切にしているせいか比較的ごみが少ないように感じたが、木屋町などの飲み屋が多いところにはごみがたくさんあった」と話す。
イベント終了後、参加者からは「どちらかというとごみを捨てる側の人間だったので、世界観が変わった」「京都以外にも参加したい」などの声があったという。仲野さんは「ごみを拾う側に立つことで、参加者の人たちに新しい気付きがあったと思う。その気付きを、自分だけでなく家族・友だち・大切な人と共有していってほしい」と話す。
京都チームの次回活動は9月26日を予定している。