京都シネマで科学映画上映イベント-子ども向けに専門家が解説

川村さんの説明に聞き入る子どもたち。

川村さんの説明に聞き入る子どもたち。

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 NPO法人京都自由大学(京都市下京区西洞院通五条上ル)は7月19日から、夏休み特別講座「親子で科学映画を楽しもう!宇宙と気象の不思議2」を京都シネマ(四条烏丸下ル cocon烏丸3階、TEL 075-353-4723)で開催している。

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 同講座は宇宙や気象の不思議について専門家がわかりやすく解説するもので、期間中、子ども向けの科学映画を上映している。

 19日・20日には「フィルムであそぼう!子どもワークショップ」が、同館と同じビルにあるshin-biで開催された。立命館大学映像学部准教授の川村健一郎さんが講師となり、フィルムをやすりやカッターで削ったり、直接色を塗ったり、絵を描いたりして、つないで16ミリ映写機で映して楽しんだ。

 フィルム映画の仕組みを知らない子どもたちは、1時間半の映画を収録したDVDの直径と同じサイズに巻き取った映画フィルムが、2分半の長さしかないことに驚いていた。自分たちが描いたものが実際の映像になると歓声が上がり、楽しい夏休みのスタートを切った様子だ。

 川村さんは「映像学部は昨年できたばかり。このワークショップは学生たちのプロデュース実習を兼ねている。子どもたちに映画の面白さを伝え、映像の世界に少しでも興味を持ってもらえればと思う。来年以降もぜひ続けたい」と話す。

 21日以降の講座と上映作品は次の通り。「小惑星探査機はやぶさ物語」(21日)=講師:尾久土正己さん(和歌山大学学生自主創造科学センター長)、上映作品:「祈り~小惑星探査機はやぶさ物語」、「地球がオーロラをもっているわけ」(22日)=講師:上出洋介さん(京都大学生存圏研究所特任教授)、上映作品:「オーロラ」、「不思議な渦、竜巻のナゾを解く」(23日)=講師:林泰一さん(京都大学防災研究所准教授)、上映作品:「竜巻」、「暗黒の微塵をめぐるはなし」(24日)=講師:佐藤修二さん(名古屋大学大学院理学研究科教授)、上映作品:「黒い太陽」、「宇宙の果てには何があるの」(25日)=講師:池内了さん(総合研究大学院大学教授)、上映作品:「宇宙の果てに挑む」。

 開催時間は各日10時~12時。参加費は500円(大人・小人とも)。今月25日まで。

京都自由大学京都シネマ

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