京都駅前地下街「ポルタ」(京都市下京区)のポルタプラザで、「ミニチュア鉄道の世界」が開催されている。
昨年春に実施し好評だったという「鉄道模型運転会」の内容をより充実させ、今回で2度目の開催。昨年に引き続き、会場に「巨大ジオラマ」を設置した。ジオラマは、レールの長さ30メートル(長径=12メートル・短径=3メートル)で1周約1分のコース。新幹線用と在来線用のレールがある。
期間中11時~18時の間は「鉄道模型運転会」が行われ、JR東日本・西日本・四国・九州・新幹線・貨物の6種の車両がレールを走る様子を見ることができる。会場に常時4~5人いるスタッフが、来場客の質問に答える「車両解説」も随時行っている。
土曜・日曜・祝日は、来場客が持参するNゲージを会場のジオラマで走行させる「自慢車両走行運転会」を実施。小・中学生や高校生の参加者が多く、先着順の受け付けはすぐに定員に達する状況だという。5月3日には、当日の来場客の中から無作為に選ばれる子ども2人が、運転士帽をかぶって出発の合図をし、ミニくす玉を割る「出発式」も行う。
ジオラマの両サイドでは、30カ国以上の鉄道に乗って20年を迎えるという小田健一さんの「旅の車窓から写真展」を展示。イタリアやハンガリーの鉄道、沿線の観光地などを紹介している。
会場では、カメラやビデオを手に撮影をする来場客の姿も見受けられ、同施設関係者は「子どもからお年寄りまで多くの人に楽しんで見てもらっている」と話す。
営業時間は8時~22時(ファッション、土産、バラエティー=10時~20時(金曜・土曜は20時30分まで)、レストラン=8時~22時)。「ミニチュア鉄道の世界」は5月6日まで。