京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)は4月8日から特別展「暁斎漫画展」を開催する。
同展は「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」と題し、幕末・明治維新に活躍した絵師・河鍋暁斎の戯画・漫画作品を取り上げる。狩野派の流れを受けながら、他の流派・画法もどん欲に取り入れた河鍋の筆力・写生力は海外でも高く評価されているという。
展示は、錦絵=46点、肉筆画作品=36点、書籍資料=8点など。会期前半と後半で展示品を入れ替える。中でも「開化放屁合戦絵巻」は全長8メートルの絵巻物を一挙に展示するため、「他で見るのとは違う迫力が楽しめる」という。作品は一部を除き河鍋暁斎記念美術館(埼玉県蕨市)の所蔵品。ミュージアムショップでは解説図録のほか、河鍋暁斎記念美術館の特製グッズも販売する。
同展担当者は「幕末・明治の諷刺漫画というと小難しいイメージがあるが、河鍋暁斎の漫画は理屈抜きに直感で楽しめる」と話す。「今回は下絵作品も多数展示するので、暁斎の筆使いをダイレクトに感じ取ることができる。気軽に楽しめる面白い絵が見たいという方も、諷刺漫画を細かく読み解きたいという方もお越しいただければ」(同)とも。
入場料(ミュージアム入場料を含む)は、一般=1,000円、中学・高校生=500円、小学生=200円。開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。水曜休館。5月11日まで。
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