佛光寺（下京区新開町）で3月15、複合パフォーマンスイベント「SOUND TEMPLE Vol.2」が開催される。

　同イベント委員会のメンバーは佛光寺寮生を中心に構成され、昨年10月にも同会場でイベントを開催、20代を中心に400人が参加した。今回は、「佛光寺というお寺で過去と現代をまたぎ、生きることの意味を問い直す」をコンセプトに、前回の大師堂前エリアに加え白書院エリア、茶所エリアでもイベントを行う。

　大師堂前エリアでは、DJ、VJ、ライブペインティングによるパフォーマンスが行われる。KAITOa.k.a.Hiroshi Watanabeさんら11人のDJが顔をそろえる。ジャンルはハウス、テクノ、ダブ、ドラムンなど多様。ライブペインティング開催時間は18時～22時。

　白書院エリアでは、仕舞／謡、落語、雅楽などの演奏が行われる。観世流能楽師の宮本茂樹さん、落語の桂しん吉さんらが伝統芸能を披露。ほかにも岡崎別院雅楽会、大谷大学尺八部、筝曲部などが演奏を行う。同エリアでは1700年の歴史をもつ扇店「佛光寺本家十松屋」が扇子などを販売する。

　茶所エリアでは、「過去と現代のはざまで遊びを愉しむ憩いの場」をコンセプトに「田ごと」「cafe la siesta」がフードを提供。「田ごと」はきつねそばやにしんそばを、「cafe lasiesta」はフィンガーフードを、それぞれ販売する。

　同委員会の鷲澤さんは「なかなかやろうとしてもこのようなことはできない。会場を貸してくれた佛光寺に感謝している。いい方向に向かえば」と話す。開催時間は15時～23時。雨天決行。チケットは、前売り＝500円、当日＝1,000円。問い合わせは同委員会（TEL 090-7183-1083）まで。