京都水族館(京都市下京区観喜寺町、TEL 075-354-3130)で6月と7月に生まれたミナミアメリカオットセイの赤ちゃんの一般公開が始まった。
6月26日に誕生した赤ちゃんは雌のノエルと雄のヒューゴの間に生まれた雄。誕生時の体重は5.36キロで、体長約40センチで誕生。好奇心が強い性格だという。7月7日にクリスとヒューゴの間に誕生した赤ちゃんは4.5キロ、体長40センチの雌。赤ちゃんの成長が順調であることから、従来よりも早いタイミングでの公開となった。
今回、展示水槽の2階に親子の様子が観察できる「オットセイのゆりかご」を新設。同日は、母親のノエルと雄の赤ちゃんが展示スペースに登場。体重測定も行われ、元気いっぱいに体重計に飛び乗ったり、ホースにじゃれ付く赤ちゃんの様子が見られた。
「赤ちゃんが今日からお披露目と聞いて」訪れた来館者の姿も見られ、仲良く親子で寄り添う姿や、大きな目をした愛くるしい表情を写真に収めていた。
飼育スタッフの藤本陽介さんは「ノエルは初産で、少し出産が大変だったので心配だったが、新しい環境にも落ち着いているようで良かった。今の時期だからこその親子の関係を見てもらえたら」と話す。
同館では「京都の遊び・祭り」を連想するキーワードから赤ちゃんの名前を付けており、2頭の名前についても応募箱を用意している。
開館時間は10時~18時。入館料は、一般=2,050円、大学・高校生=1,550円、小・中学生=1,000円ほか。