梅小路公園(京都市下京区観喜寺町)で5月31日、梅の実の収穫体験が行われた。主催は京都市都市緑化協会(京都市東山区)。
同園の芝生広場南側には14種類約140本の梅林が設けられ、毎年2月には「梅まつり」が開かれている。観賞用の品種に交じって果樹用品種の「甲州最小」や「白加賀」なども栽培。同協会が冬越しの堆肥などの手入れをしている。
この日は、例年参加している七実の木保育園の子どもたちや近所の住民ら250人以上が集まり、洗面器や袋を持って収穫。20分ほどでほとんどの梅が収穫され、容器に梅の山ができた。梅は参加者におよそ500グラムずつ進呈された。
近くに住む岡本麗(うらら)ちゃん(2歳)も、目いっぱい手を伸ばして梅の実をつかんでいた。母の泉さんは「これまでは購入した梅を漬けていたので、娘に梅の実を取る体験をさせてあげられた。今年は黒糖梅酒に挑戦したい」と笑顔を見せた。