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京都で白みその雑煮とおせち作り 宝酒造の親子向け教室

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 ラ・キャリエール(京都市中京区)で12月13日、「田んぼの学校 恵み編」が行われた。主催は宝酒造(下京区)。

おだしの味はどうかな?

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 今年5月に始まった「田んぼの学校」の最終回となる同イベント。参加者は、南丹市の水田で田植え、草取り、収穫を体験。収穫したもち米は、本みりんに加工して3月に届けられるほか、福祉施設などにも寄付される。12年目を迎える同イベントは、食育への意識の高まりもあり、380家族から応募があった。

 そろいの赤いエプロンと三角巾を付けた23組の家族は、白みその雑煮に、おせち料理のだて巻き、松風、きんとん作りに挑戦。雑煮では、昆布とかつお節を使っただしの取り方も学んだ。大阪から参加した三原侑和(ゆな)ちゃん(6)は、初めての料理に挑戦。だしを味見して「おいしい?」と聞かれると、何度か味を確かめてから「うん、おいしい」と答えていた。

同日には、子どもたちがみりんのラベルに田んぼの絵や、感謝の気持ちをデザインした。大人は、本みりんとみりん風調味料で味付けされた高野豆腐を食べ比べて、味の染み込み方や水分量を確かめた。最後に、京都府立大学食事学研究室の学生がおせちの由来を解説したり、かるたを使っておせち料理に込められた意味を紹介。子どもたちはカズノコやなますといった絵札に手を伸ばしていた。

 大阪から参加した坂井太郎さんは娘の桃花ちゃんに、食べるときのマナーや偏食をしないことなどは教えてきたという。「農業を体験させてあげたくて妻が応募した。今日は積極的に調理に参加していてうれしい。宝酒造は普段は焼酎でお世話になっているが、みりんの比較など初めて知ることばかりで勉強になった」と話していた。

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