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京都で「街の本屋さん事情」テーマにトーク企画 個性派店主3人が登壇

イベントの様子。左から内沼晋太郎さん、森岡督行さん、堀部篤史さん。それぞれの持つ本屋観やユニークなエピソードが話された。

イベントの様子。左から内沼晋太郎さん、森岡督行さん、堀部篤史さん。それぞれの持つ本屋観やユニークなエピソードが話された。

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 12月10日オープンした多目的スペース「amu KYOTO(アムキョウト)」(下京区東中筋通北小路紅葉町、TEL 075-746-4675)で同11日、オープン記念イベント「本屋が変われば街も変わるのか?」が開催された。

amu KYOTO(アムキョウト)代表の宮迫憲彦さん

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 同施設は、かつて西本願寺の修行者が宿泊する宿坊であったとされる町家で、運営会社「AZ KYOTO(エーゼットキョウト)」の事務所兼イベントスペース。施設名の「amu」は「編む」を意味し、デザインや出版関連のイベントの開催や、利用者がそれぞれの「生き方を編集する場」となれば、という思いを込めた。同社のグループ会社であるデザイン関連の出版社「ビー・エヌ・エヌ新社」と映像・アート関連出版の「フィルムアート社」の書籍を展示販売するスペースもあり、今では品切れや絶版となり入手困難な書籍も蔵書する。

 同施設のオープンを記念して開いた同イベントは、「誠光社」(上京区中町通丸太町上ル俵屋町)の堀部篤史さん、「森岡書店銀座店」(東京・銀座)の森岡督行さん、「本屋B&B(ビーアンドビー)」(東京・下北沢)の内沼晋太郎さんら、「街の個性的な本屋さん」の店主3人をゲストに迎えたトークイベント。トークテーマは、町と本屋の関係、それぞれの書店の開店エピソードや品ぞろえ、内装の作り方やスペース活用法など。本屋の利益や中古本市場のお金の動きなどディープな本屋事情も話され、参加者は興味深そうに聞き入っていた。

 イベント終了後は、ゲストが執筆した書籍や同施設蔵書スペースの書籍販売と交流会が開かれた。参加者はゲストにサインを求めたり、トーク内容についての質問を投げかけたりするなど、普段話を聞くことが少ない本屋の店主との交流を楽しんだ。

 「今後は当社主催のイベントだけでなく、訪れた利用者が主催するイベントも歓迎」と同施設代表の宮迫憲彦さん。「参加者とつくっていくのがコンセプト。一緒に『amu』をつくりたいという人がいれば、気軽に遊びに来てほしい」と呼び掛ける。一般開放時間や問い合わせはフェイスブックで確認できる。

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