烏丸松原の「因幡薬師」(京都市下京区烏丸通松原上る因幡堂町)で7月16日、「松原お迎え提灯灯し(ちょうちんとぼし)」が行われる。主催は7つの旧学区の有志で作る「松原通活性化活動プロジェクト委員会」。
各山鉾は巡行前夜に四条御旅所(おたびしょ)や八坂神社に「日和神楽」を奉納し、当日の好天を祈る。委員会では、山鉾町に松原通を通るよう依頼。当日は、因幡薬師前を洛央小学校の児童が作ったオリジナルのちょうちんで迎える。昨年は、初めて綾傘鉾が正式に棒振り神事を奉納するなど山鉾町とのつながりも強くなっている。
当日は巡行に参加していない「休み山」の鷹山(たかやま・中京区三条通室町西入る)が一般向けでは初となる「おはやし」を披露するほか、参加者と一緒に演奏するワークショップも開く。鷹山は、1826(文政9)年に、大雨で損傷し、翌年から「休み山」となり、1864年の蛤御門の変には懸装品の多くを焼失。現在は会所飾りのみを行う「居祭(いまつり)」を行っている。昨年から囃子方(はやしかた)を結成し、そろいの浴衣も作るなど、復活に向けての動きが活発になっている。
同プロジェクト委員長の山田正太郎さんが日和神楽について解説する「ミライトーク」や、奉納狂言、洛央小学校有志デザインによる手ぬぐいの販売も予定する。
開催時間は18時30分~23時ごろ。参加無料。
※当企画は台風11号の影響で中止となりました。