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京都造形芸術大生のオリジナル手染め作品、京都マルイで展示販売

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 京都マルイ(京都市下京区四条通河原町東入真町)で7月9日、京都造形芸術大学染織テキスタイルコースの学生による「手拭(ぬぐ)い・四角衣(しかくい)展」が始まった。

制作の様子

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 同展は同大「プロダクト演習」講座の一つ。デザイン、染色、縫製、出店先との交渉、販売の全てを学生が手掛ける実践的な内容が特徴。本年度参加学生は9人。それぞれが担当した9つのデザインと、さまざまな配色を用意。昨年度は初日で品薄になるほどの売れ行きだったため、本年度の展示販売作品は約700点に増やした。「これまでの講義では学ばなかった、出展先探しが大変だった」と同展リーダーの塩田菜摘さん。

 販売作品は手拭い(大36×100センチ=990円、小36×50センチ=550円)、四角衣(Sサイズ=2,800円、Mサイズ=3,800円、Lサイズ=4,800円)。使われている「伊勢木綿」は、生地自体が三重県の伝統工芸品。使い込むごとに糸が綿に戻ろうと柔らかくなり、肌触りが良くなるという。四角衣とは、起源が弥生時代といわれる日本の衣服の原点で、手拭い2枚を縫い合わせただけのシンプルな衣類。手刷りで染色し、配色と色の重なり方が異なるため全て一点ものとなる。

 「学生らしく、店では売っていないようなデザイン。昔ながらの素材で作られた手拭いや服と、今の感性で学生が描いたポップなデザイン」を見てほしいと同講座で学生を指導した八幡はるみ教授と若林剛之准教授。「完全ハンドメードのデザインと材料の良さを、作品をよく見て味わってほしい」と同展サブリーダーの佐藤しおりさん。

 営業時間は10時30分~20時30分。今月14日まで。

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