京都駅地下街の「The CUBE(ザキューブ)」(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町)の地下2階フロアが4月1日から金曜・土曜の営業時間を1時間延長した。運営は京都駅観光デパート。
これまでも、フェアや隣接する商業施設「ポルタ」との共通イベントの時には21時まで営業を行っていた同施設。テナントや利用客から延長の要望が多かったことから、金曜・土曜について1年間は20時までの営業時間を21時までに延長することが決まった。
同一の施設と勘違いされることが多いというキューブとポルタ。それを逆手に取り、1年前の大幅なリニューアルではリーシングも共同で実施することで「一つの商業施設」をイメージして店舗を配置した。改装後は、両施設をつなぐ連絡通路の利用者が増えるなど着実に『買い回り』の動きが見られるという。4月からはそれぞれの施設でためたポイントを使って発行するチケットも共通券になるなど、さらに結びつきを強めている。
「『コスメキッチンカフェ』で(20時閉店では利用しにくいと思われる)30人規模の予約が入るなど、個別の店舗で影響が出始めている。ゆっくり買い物を楽しんでもらえるだけでなく、今までにない新しい使い方もできるはず」と同社営業部担当者は期待を込める。