仏光寺通に7月1日、町家を利用したカフェ「cafe marble(カフェマーブル)」(京都市下京区仏光寺通高倉東入ル、TEL 075-634-6033)がオープンした。
店舗面積は約24坪、席数は18席。運営は、グラフィックデザインなどを手がける「マーブル」で、店舗2階にオフィスを設けている。大正5年に建築された大型町家を利用し、店内にはアンティーク家具をそろえ、押入れを利用した机のコーナーも。店内から町家ながらの坪庭を眺めることができ、ゆったりとした雰囲気となっている。1階から2階にかけての吹き抜けの壁には、同店のマスコット的な熊の巨大なイラストが描かれている。
メニューは、「シンプルでおいしいものを提供したい」とキッシュなどのフードメニューのほか、タルトに力を入れる。タルトは、「フルーツを焼きこむとおいしさが増す」(同店)としっかり焼くことにこだわっているという。「おすすめ」(同店の片岡店長)は、りんごをたくさん使った「りんごのカラメルタルトパイ」(550円)、5種類のナッツを使った「ナッツのタルトキャラメルクリーム添え」(450円)ほか。
フードメニューは野菜をたくさん使ったものが中心で、「キッシュプレート」(単品800円)、五穀米の「カレー(ひき肉と豆、チキンと季節の野菜)」(単品750円)など。このほか、果肉を大きめにしたりんごジャムをソーダに入れた「自家製ジャムソーダ」(600円)も。片岡店長は「古い町家の中でゆっくりと焼きこんだタルトを味わいってもらい、おいしさを知ってもらいたい」と話している。
営業時間は11時30分~22時(日曜20時)。ランチタイムは16時まで。水曜定休。